(2026.08.30追記)
2026年度よりCBT方式に移行したことにより、試験の科目名が変更されました。
この記事では当時の科目名を使用していますが、現在の科目名は以下のとおりです。
| 2025年以前 | 2026年 |
| 午前Ⅰ | 科目A-1 |
| 午前Ⅱ | 科目A-2 |
| 午後Ⅰ | 科目B-1 |
| 午後Ⅱ | 科目B-2 |
ネットワークスペシャリストを
受けようと思ったとき、まず気になるのが
「どれくらい勉強すれば合格できるのか」
だと思います。
私自身も受験前にかなり調べましたが、
結論から言うと
- ベースになる知識があるかどうか
- 実務でネットワークに触れているかどうか
このあたりの差によって
かなり個人差があると思います。
また、実際に受験して感じたのは
単純な「時間」よりも、
どこに時間を使ったか
が重要だということでした。
この記事では、私の実体験
(約100〜150時間)をもとに、
現実的な勉強時間と合格ラインを解説します。
筆者の勉強時間と結果

まず、私の実績を正直に書きます。
私は2025年に
ネットワークスペシャリストを受験しましたが、
そのときの勉強時間は体感で
100〜150時間程度でした。
(正確に累計したわけではないので
かなりざっくりです)
その結果、
- 午前Ⅰ:免除(応用情報取得済み)
- 午前Ⅱ:合格
- 午後Ⅰ:不合格
- 午後Ⅱ:採点されず
でした。
この結果から残念ながら、
私の実力では100時間程度では足りない
ということです。
経歴紹介

ここで私の経歴を簡単に紹介しておきます。
| 学歴 | 商業高校 情報処理科卒 (大学進学せず就職) |
| 職業 | 工場勤務➡機器メーカーへ転職後、インフラSEに |
| 現在の仕事内容 | ソフトウェア設計(プログラマではなく上流) |
| 取得済みの資格 | 基本情報、応用情報 |
ご覧のとおり、高卒で工場で働いていた
全くのIT素人からのスタートで、
転職するまでは「IPアドレス」という
存在も知りませんでした・・・
そこから働きながら色々な経験をし、
自分の知識のなさを痛感したことで
「まずは資格を取ることから始めよう」
と決意したのです。
最初は基本情報を取得することを目指して
勉強を始めましたが、
問題の意味もほとんど分からず、
独学だったのでかなり遠回りをしたと思います。
ですが自分なりに必死に勉強した結果、
基本情報合格 ➡ 応用情報合格
と、それまでの自分からすると
信じられない結果を出すことができました。
ネットワークスペシャリストは意味ない?社内の評価は?

基本情報や応用情報、そして
ネットワークスペシャリストなどの高度試験を
Googleで調べようとすると、
応用情報 意味ない
などのサジェストが表示されると思います。
私もよく聞きます。
「こんな資格取っても仕事に全く使えない」と。
実際に取得した人が言っているなら
まだ理解できます。
が、取ってもないのに否定している人が
一定数いるのは私からすれば
「取れない人の負け惜しみ」
にしか聞こえません。
もちろん、資格を取ったからと言って
仕事がバリバリできるかといえば
そうではないのは分かっています。
しかし、運転免許を取ったばかりの人が
F-1のレースで勝てるわけがないのと同じで、
資格は「スタートライン」であり、
仕事は仕事で経験していくしかありません。
先ほど書いたように、私は完全未経験から
インフラSEの見習いになりました。
最初は知識ゼロ、
何もできないところからのスタートです。
当然、難しい仕事は任せられるはずもなく、
単純作業ばかりやっていました。
しかし基本情報、応用情報を取ってからは
社内でのポジションが一気に変わりました。
私の職場は設計のプロが多くいましたが、
意外にも応用情報どころか
基本情報すら持っていない人が多く、
現場叩き上げの人ばかりだったのです。
私は「低学歴、未経験、中途採用」でありながら、
「ほとんどの人が持っていない資格を取った」
というだけで、重要な仕事を任せられるように
なっていったのです。
その後は
- 難しい仕事をこなすために勉強をする
- 仕事により経験値が増える
- スキルが上がり、さらに評価されて
仕事の難易度も上がる
というループに乗ることができ、
どんどん自身がついていきました。
資格を取るということは、
「仕事に使えるかどうか」はそこまで重要ではなく、
「成長するために自分から勉強して結果を出した」
という分かりやすい成果になるのです。
このことから私はハッキリ言えます。
資格取得はどんなものでも意味がある!
一般的に言われている勉強時間は本当か?

インターネット上では、
ネットワークスペシャリスト取得にかかる
勉強時間は「200〜300時間」と
よく言われています。
これは間違いではないと思いますが、
前提条件でかなり変わってくると思います。
- ITの基礎知識がある
- 基本情報・応用情報レベルを理解している
- 実務でネットワークに触れている
これらの有無で、必要な勉強時間は
全然違ってきます。
完全未経験の場合は、
もっと時間がかかることもあるでしょう。
ただし逆に言えば、
これらの条件を満たしている人であれば、
200時間前後が一つの現実的なライン
だと感じました。
反省 ーなぜ勉強時間が足りなかったのか

偉そうに書いていますが、
前に書いた通り私は一度目の挑戦で敗れています。
私が合格できなかった原因は、
自分の中では結論が出ています。
それは、
午後試験の対策にかけた時間が足りていなかった
ということです。
午前は過去問中心で対策していたため、
ある程度安定して得点できる状態でした。
一方で午後問題はというと、
知識の量としては午前対策で
かなり詰め込んでいたので、
- 普通にじっくり問題を解く
- 解説を見て納得する
といった程度で終わっており、
実戦形式の練習が不足している状態でした。
結果として本番では、
- 時間配分ミス
- 問題選択ミス
- 焦りによるパニック状態
といった典型的な失敗をしてしまいました・・・
午後問題は、
知識だけでなく「解き方」や
「時間配分」が重要
ということをあまり理解できていなかったのです。
体感した合格に必要な勉強時間の目安

自分の実体験を踏まえて、
私が感じた現実的なラインです👇
| レベル | 目安時間 |
|---|---|
| 実務でネットワーク経験バリバリ | 100〜200時間 |
| IT経験あり(応用情報レベル) | 200〜250時間 |
| 初心者(基本情報レベル、それ以下) | 300時間以上 |
ポイントは、
難関な午後対策の比率多めでこの時間
ということです。
特に応用情報取得者や、高度の午前Ⅰ合格者は
午前Ⅰが免除されるため、
必然的に午後対策に時間をかけることができ
合格率は上がります。
勉強時間の使い方がすべて
先ほど書いたように、同じ200時間でも
- 午前(過去問道場)ばかりやる人
- 午後を実戦形式で重点的にやる人
で結果は大きく変わります。
おすすめの配分は以下のとおりです。
- 午前Ⅰ・Ⅱ対策:3割
(免除があるなら1~2割) - 午後Ⅰ対策 :4割
- 午後Ⅱ対策 :3~4割
午後試験は1問のボリュームが多く、
文章を読んで記述して回答するので
かなり体力を使うし正直大変です・・・
実際に私もついつい逃げて、
クイズのように気軽にできる
午前問題の過去問の割合が多くなっていました。
しかし書いたとおり結果は午後Ⅰで不合格。
午後対策から逃げた結果が直接敗因
となってしまいました・・・
大事なのは知識ばかりインプットするのではなく
午後問題の本番形式に慣れること。
これに気づけた今、
次の挑戦では同じ失敗はしません。
社会人が合格するための現実的スケジュール

実際に私が一度目の受験でやっていた
勉強スケジュールは、
- 平日:平均1~2時間
(通勤電車での過去問対策も込み) - 土日:平均3時間程度
(参考書インプット中心)
この場合、週あたり約10時間前後です。
このペースだと、約3ヶ月で100時間になります。
つまり、200時間やるなら半年スパンが現実的です。
実際は仕事が忙しくなって
平日の勉強時間が確保できなかったり、
人付き合いや予定外のトラブルなどで
思ったように勉強できないこともあるでしょう。
働きながらの合格を目指す人は、
半年くらいかけて余裕をもって準備することを
おすすめします。
短時間で合格するためのポイント

そうは言っても、ネットワークスペシャリストは
好きな時に受験できるわけではなく、
1年に1回の受験日が決まっています。
(2026年度はCBT形式に移行したため、
試験期間中にある程度自由に日程を選べるように
なりました)
受験日まで日程的に余裕がなかったり、
事情によって短期間で合格したい場合は
どうすればいいでしょうか?
午前対策はほどほどに
まず結論として、大事なのは
午前対策は効率よく終わらせることです。
午前Ⅰは過去問道場で演習を繰り返すことが重要で、
これはスキマ時間などで対策しやすいため、
ここに時間をかけすぎないことが重要です。
実際に私が行った具体的な勉強方法は、
こちらの記事で詳しく解説しています。
メインは午後対策
私自身の経験から、
午後対策はやりすぎなくらい対策するべきです。
そして最も重要なことは、
必ず時間を測って解くこと。
午後試験は
「知識」ではなく「解き方の試験」
なので、本番形式の実戦経験がないと
対応できません。
さらに、午後試験は午後Ⅰと午後Ⅱの計2回、
どちらも合格する必要があり免除はありません。
つまり午後試験は集中力との戦いになります。
特に午後Ⅱは1日試験を受け続けて
最後に挑む強敵です。
実際に経験しましたが、午後Ⅱが始まる段階で
心身ともにヘロヘロでした・・・
- 長文読解に慣れておくこと
- 時間内に効率よく回答する力を
つけておくこと - 体力、集中力、試験当日の
コンディション調整も意識しておくこと
これら全てを準備するには、
やはり長期的に訓練を重ねる必要があるでしょう。
(2026年度はCBT形式に移行したため、
午前(科目A)と午後(科目B)は
別日に受験できるようになりました。)
おすすめ参考書
ネットワークスペシャリストは
使用する参考書によっても理解のしやすさが
大きく異なると思っています。
特に午後対策は、画面上で問題を見るのと
実際に紙ベースで書いて問題に取り組むのとでは
感覚が全く違います。
私が使った教材とおすすめの参考書については、こちら👇でまとめています。
まとめ
ネットワークスペシャリストの勉強時間は
人それぞれ前提条件によって違いますが、
200時間前後が一つの目安となるでしょう。
そして重要なのはトータル時間だけではなく、
- 午前対策はやりすぎず効率よく終わらせる
- 午後対策は本番形式で時間を計って取り組む
- 適切な参考書を使用する
これらを意識して長期スパンで準備することです。
ただたくさんこなすだけでなく、
大事なポイントをきちんと意識して
時間を無駄にせず効率的に対策をしていきましょう。



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