ネットワークスペシャリストの勉強を
始めようとすると、
「基本情報や応用情報は飛ばしても大丈夫」
という意見を目にすることがあります。
実際、ネットワークエンジニアとして
働いている方や、CCNAなどのベンダー資格を
持っている方の中には、いきなりネットワーク
スペシャリストに合格している人もいます。
では、本当に基本情報技術者試験や
応用情報技術者試験は不要なのでしょうか。
私は未経験スタートだったので、
基本情報→応用情報→ネットワークスペシャリスト
という順番で取得しましたが、その経験から
「人によっては飛ばすのもアリだが、
多くの人にはおすすめしない」
という結論に至りました。
この記事では、
その理由を実体験を交えて解説します。
【結論】迷うなら基本情報・応用情報を取得してから挑戦するのがおすすめ

結論から言うと、
ネットワークスペシャリストが最終目標でも
基本情報・応用情報を経由することを
おすすめします。
もちろん、
- すでに高度な知識がある
- IPA試験を何度も受験した経験がある
- 短期間で目標資格だけを取得したい
という方なら、最初から挑戦する選択肢もあります。
しかし、これから初めてIPA試験へ挑戦する人
であれば、基本から順番に学ぶメリットは
非常に大きいと言えます。
理由① 実務経験と試験で求められる力は違う

基本・応用は不要派の人の中には、
「仕事でネットワークを触っているから大丈夫」
という意見もあります。
確かに、実務経験があることは
大きなアドバンテージです。
しかし、実務でネットワークを扱えることと、
試験に合格できることは別の話です。
その要因となるのは「午後試験」の存在です。
午後試験は知識だけでなく、
- 長文問題を読み解く力
- 設問の意図を理解する力
- 時間内に解答を書く力
といった、いわゆる「国語力」必要になります。
(これが「ネットワークスペシャリストは
実務に使えない」と言われてしまう所以でも
あるのですが…)
バリバリのネットワークエンジニアでも、
「仕事でやっているから大丈夫」と考えていると
苦戦する可能性があります。
理由② IPA試験の形式に慣れられる

理由①で書いたことに関連することですが、
基本情報・応用情報を取得することで
IPA独特の試験形式に慣れられる
というメリットがあります。
IPAの試験は、
- 午前試験は過去問の使いまわしが多い
- 午後試験では読解力が重要
といった特徴があります。
とくにネットワークスペシャリストなどの
高度試験の午前Ⅰ試験は
応用情報の午前試験とほぼ同じものです。
私は基本情報・応用情報の順に取得したことで、
「こういう聞かれ方をするのか」
という感覚が身につきました。
知識だけではなく、「試験への慣れ」も
合格にはとても大切です。
理由③ 午前Ⅰ試験が免除になる

理由②で応用方法の午前試験と高度試験の
午前Ⅰはほぼ同じものと言いました。
実際に応用情報技術者試験に合格すると、
2年間は高度試験の午前Ⅰ試験が免除されます。
これは想像以上に大きなメリットです。
高度では午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ
(現在の試験制度に応じた区分)のすべてに
合格することが必要です。
しかし応用情報を取得することで
午前Ⅰが免除されるので、
- 専門分野以外を勉強しなくていい
- 午前Ⅰの勉強時間を午後試験対策へ回せる
- 当日の体力的な負担が減る
という恩恵があります。
長文で集中力が必要な午後試験の対策に
集中できるのは、大きなアドバンテージ
と言えるでしょう。
基本・応用から取得するデメリットもある

もちろん、基本情報・応用情報を経由する
デメリットもあります。
時間と受験料がかかる
本挑戦の前に違う資格を1~2つ取得してから
目的の資格へ進むため、今から始める人は
どうしても時間がかかります。
すぐに目的の資格を取得したい人には
かなりの遠回りになってしまうでしょう。
また受験料も安くないのでタイパ、コスパ
ともにあまり良くないのがデメリットです。
ネットワーク以外も勉強する必要がある
基本情報・応用情報では、
- アルゴリズム
- データベース
- マネジメント
- ストラテジ
- 経営
など、ネットワーク以外の分野も幅広く
出題されます。
「ネットワークだけ勉強したい」という人にとって
興味のない分野の勉強は苦痛に感じるかも…
【例外】こんな人はいきなり挑戦もアリ

逆に、次のような方であれば、
最初から高度試験に挑戦しても良いでしょう。
- 他の高度試験などを取得していて
IPA試験の経験がある - CCNAなどで基礎が身についている
- 実務経験が豊富でネットワーク設計・
構築に携わっている - 時間、お金をかけずに目的を達成したい
ただし、それでも過去問には早めに取り組み、
「試験用の勉強」をたくさん積むことを
おすすめします。
まとめ

私自身は、
先に基本情報・応用情報を取得してから
ネットワークスペシャリスト挑戦へ進んで良かった
と感じています。
もちろん遠回りになる面はありますが、
- IPA試験に慣れられる
- 午前Ⅰ免除という大きなメリットがある
- 幅広いIT知識が身につく
というメリットを考えると、多くの人にとっては
王道ルートと言えるでしょう。
もし、
「まずは基本情報から勉強したい」
「応用情報の勉強方法も知りたい」
という方は、以下の記事も参考にしてください。
また、最終目標がネットワークスペシャリスト
の方は、私が実際に使用した参考書や問題集を
まとめた記事も公開しています。
これからネットワークスペシャリスト合格を
目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。


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