ネットワークスペシャリスト試験はIPA高度試験の中でも難関と言われていますが、
午前Ⅱ試験は比較的対策しやすい試験です。
理由はシンプルで、
過去問の類似問題が多いからです。
実際に私も2025年に受験しましたが、午前Ⅱは過去問対策が非常に有効でした。
この記事では、私が実際にやってみて良かった勉強方法と試験当日の手応えを紹介します。
午前Ⅱ試験の基本情報

まず午前Ⅱ試験の基本を確認しておきます。
- 試験時間:40分
- 問題数:25問
- 形式:四択問題
- 合格ライン:60%
つまり、
25問中15問以上正解すれば合格ということになります。
10問不正解でも合格するので、
高度試験の中では、比較的点数を取りやすいパートと言えます。
午前Ⅱ対策で有名なサイト「過去問道場」

ネットワークスペシャリストなどの高度試験や、
基本情報、応用情報の受験者の多くが利用しているのが「過去問道場」です。
ブラウザやスマートフォンから過去問演習ができるサイトで、
多くの受験者が午前対策に活用しています。
私自身もこのサイトを中心に午前Ⅱ対策を行いました。
私が実際にやった勉強方法

私の午前Ⅱ対策を紹介します。
いきなり過去問は非効率!?
ネットワークスペシャリストの午前試験対策をネットで調べると
「午前試験は過去問道場だけやっておけば楽勝!」
というようなことが書いてあるのをよく見かけます。
たしかに過去問道場は非常に優良なサイトであり、
午前対策として有効であることは間違いありません。
ただし、いきなり過去問から始めたり、過去問をひたすらこなすだけで
「やった気」になるのは非常に危険です。
なぜなら、過去問はあくまでも自分の知識から引き出して回答するアプトプットであり、
引き出しが空の状態でやっても意味がないからです。
過去問道場だけをやっても午前Ⅱ試験を突破することは出来なくはありません。
しかし、ちゃんとしたやり方で午前Ⅱ試験の対策をすれば
その知識は午後試験にも活かせる力になります。
過去問道場の威力を最大限に活用するために、参考書などを使ったインプットと
並行して取り組むことが重要なのです。
まずは知識のインプットから ーおすすめ参考書紹介ー
何もない状態でアウトプットしてもあまり意味がない、と言いました。
しかし、「ひたすらインプットするだけ」というのも実はあまり効果がありません。
人間の脳は、「一度インプットした情報をアウトプットすることで
脳内で情報が整理され記憶として定着しやすくなる」という性質があります。
大事なのはインプットとアウトプットのバランスです。
そのために有効なのは、
- 参考書などを使って知識をインプットする
- 過去問道場でアプトプット
- 間違えた問題や分からなかったことを参考書で補完
この繰り返しが最も効率の良い試験対策になります。
とは言え、参考書といってもたくさんあってどれがいいのか迷いますよね…
以下の記事では実際に私が使って勉強し、
午前Ⅱ試験で8割正解できた参考書を紹介しています。
これからネットワークスペシャリストの勉強を始める方でも使いやすい優良参考書と、
それを使用した学習方法を紹介しているので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
通勤時間を使って過去問を解く
参考書でのインプットを始めると、つい1冊読み切ろうとしてしまいがちです。
しかしそれではインプットに時間がかかりすぎてしまい、
最初のほうに読んだところから忘れてしまいます。
これは非常に効率が悪く、もったいないです。
大事なのは、インプットと並行してアウトプット(過去問)も行い、
インプット ➡ アプトプット ➡ インプット(おさらい)
のサイクルを回し続けることです。
おすすめの勉強法は、
- 家では参考書を使って知識をインプット
- 通勤時間などのスキマ時間に過去問道場(スマホ版)で演習
- 間違えた問題の解説を読み、わからないところをメモしておく
- 家に帰ってメモしたことをネットや参考書で調べる
私はこれをひたすら繰り返しました。
午前問題は文章量も多くないため、
スマホ学習との相性が非常に良いと感じました。
実際の演習スコアと本番の結果を公開

演習時の成績
過去問道場では、会員登録することで演習の記録を閲覧することができます。
この分析が重要で、自分の苦手分野を重点的に対策したり、
間違えた問題だけをピックアップすることもできるのでとても便利です。
そしてこれ👇が、私が過去問道場で演習していたときの成績です。

通勤時間など、暇さえあれば過去問をやっていたので、
いつの間にか400問近くやっていました。
このときの正答率は393問中315問正解で約8割でした。
本番の結果は・・・
結果から言えば、本番の午前Ⅱ試験では88点を取ることができました。

午前Ⅰが「***.**点」となっているのは応用情報を取得したため免除となっているからです。
午後Ⅰがひどい点数なのは一旦置いておいてください…
午後Ⅰの対策、反省点などは以下の記事でまとめているので良ければ一読ください。
とりあえず、午前Ⅱ試験の対策としては間違っていなかったことは証明できたと思います。
もちろん過去問と全く同じ問題だけが出るわけではありませんが、
似た形式の問題はかなり多かった印象です。
試験当日の午前Ⅱの手応え

実際に試験を受けているときの感覚としては、
- 見たことがある問題が多い(まったく同じ問題もある)
- 初めて見る問題も多いが、インプットした知識で判断できる
- 時間にはかなり余裕がある
という印象でした。
結果的に、参考書でのインプットも過去問道場でのアウトプットも
どちらも非常に有効であったと感じました。
私は午前Ⅰが免除だったこともあり、
かなりフレッシュな状態で試験に臨めました。
この免除制度は応用情報を取得してから2年間しか使用できないものですが、
これがあるのとないのとでは全く違うため、絶対に活用すべきです。
いきなりネットワークスペシャリストを受験するか、まずは応用情報などから取得するか、
迷っている方はこちらの記事も参考にしてみてください👇
午前Ⅱ対策で重要だと感じたこと

実際に勉強して感じたポイントはこの3つです。
① 過去問は繰り返し解く
過去問は1回解いただけではなかなか定着しません。
とくに分からなかった問題を定着させるには3〜5周は繰り返すことが大切です。
そうすることで問題を見た瞬間に「このテーマは○○だな」
と判断できるようになってきます。
② 解説を必ず読む
正解した問題は、そのまま次に進んでしまいがちです。
しかし、解説は絶対に読むことをおすすめします。
なぜなら、
- 他の選択肢の知識(不正解の選択肢も他の問題で出るかも)
- 関連技術を解説してくれていることも多い
- 出題の意図が理解できる
という非常に大きいメリットがあるからです。
この積み重ねが午後問題の知識にもつながります。
③ スキマ時間を活用する
サラリーマンの方など、仕事をしながら資格取得を目指すのはとても大変です。
私自身、インフラSEとして働きながらネットワークスペシャリスト合格を目指すことが
どれほど大変かということは身に染みて分かっているつもりです。
だからこそ、スマホでできる過去問にはとても助けられています。
机に向かうまとまった勉強時間が取れなくても、
電車や待ち時間など、少しずつ演習を積み重ねることができます。
実際にどれくらい勉強すれば午前Ⅱを合格できるかは👇でまとめています。
④午前Ⅰ免除は大きなメリット
先ほども書きましたが、応用情報技術者試験に合格していると、
午前Ⅰが免除になります。
これは想像以上に大きいメリットです。
理由はたくさんありますが、
- 午前Ⅰは応用情報の午前試験と同様の試験であり、範囲が広く対策に時間がかかる
- 勉強する分野をネットワークに絞ることができる
- 本番当日に会場に行く時間に余裕ができ、落ち着いて臨める
- 集中力、体力を温存できる
- 精神的に余裕が生まれる
などなど、これがあるとないとでは天地の差だと思います。
応用情報を取得している方は、
免除期間を活かして高度試験に挑戦するのがおすすめです。
まとめ

ネットワークスペシャリストの午前Ⅱ試験は、
正しい方法で対策すれば十分突破可能です。
特に重要なのは次の3つです。
- インプットとアウトプットを繰り返す
- 解説までしっかり読む
- スキマ時間を活用する
私自身も過去問演習を中心に勉強し、
本番では88点を取ることができました。
しっかりとした対策をすることで確実に突破して、
午後試験に余裕をもって進めるように準備しておきましょう。



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